たとえばtake care of(~の面倒を見る)という句動詞は、厳密には前置詞ofとそれに続く名詞が形容詞句を作り、他動詞takeの目的語であるcareを修飾するという構造を持つ。だが、take care ofの3語を一つの他動詞として考えると、ofの後ろの名詞がその目的語となり、全体としてSVOを形作っているように見える。
Keiko | takes | care | of | the cat. |
S | V | O | 形容詞句 | |
S | V | O | ||
ケイコがその猫の面倒を見ている。 |
上記のようにtakes care ofを一つの他動詞として考えると、the catがその目的語になるため、次のような受動態が作られる。
句動詞内の名詞が形容詞などで修飾されている場合、可能なものもあるが、一般的に堅い表現になるとされる。