摩擦音のバックアップ(No.3) - PukiWiki

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摩擦音へ行く。
- 1 (2008-02-03 (日) 19:33:12)
- 2 (2008-02-03 (日) 21:28:00)
- 3 (2008-02-24 (日) 18:30:20)
- 4 (2008-02-24 (日) 18:45:25)
- 5 (2008-02-27 (水) 21:19:17)

摩擦音（Fricative ） †

摩擦音は、唇、歯、舌などで作った隙間から空気をすり出して発音します。例えば「フーッ」と深いため息をつく時を想像してみてください。上下の唇の狭い隙間から空気がスーっと通り抜けていくの（摩擦）を感じるはずです。

唇と前歯で摩擦（唇歯摩擦音） †

- 上の前歯と下唇を軽く合わせ、その間から強く息を出します。
- 日本語の「ハ」～「ホ」とは大きく異なりますので、注意してください。
- と同じ場所で発音しますが、息といっしょに声も出す有声音です。

下唇と前歯で摩擦（歯摩擦音） †

- 舌先を上の歯の下（裏側）に軽くあて、隙間から息を出します。（難しいときは、上下の歯の間に舌を軽く挟んで試してください。）
- 舌で歯をこすりながら後ろに引いて行き、このときも息を出し続けます。
- [s]より弱い音です。
- と同じ場所で発音しますが、息といっしょに声も出す有声音です。

舌先と上歯茎で摩擦（歯茎摩擦音） †

- 舌先を上の歯茎の前のほうに近づけて、すき間から強く息を出します。
- 日本語の「サ」「ス」「セ」「ソ」に近いですが、「シ」とは大きく異なります。
- と同じ場所で発音しますが、息といっしょに声も出す有声音です。

舌と歯茎の後ろ（奥）の方で摩擦（後部歯茎摩擦音） †

- 日本語の「シャ」「シュ」「ショ」に近いですが、やや後ろの方で発音します。
- 「シッ、シッ」と虫を追い払うときのように、強く息を出してください。
- と同じ場所で発音しますが、息といっしょに声も出す有声音です。

口内全体に響かせる（声門摩擦音） †

声門摩擦音とはいっても、実際には声門を縮めて摩擦させようするのではありません。
決まった口の形はなく、次に来る母音の口の形に合わせます。
「ハ、へ、ホ」の声が出る直前の音です。