*5文型に分類するメリットとは [#i3c1ec21] 英語の文は、大きく分けて5つのパターン(文型)に分類できます。この5つの文型を、まとめて5文型と呼びます。例外的な文型も存在しますが、まずこの5つを押さえることでかなりの労力を節減できます。 5文型に分類するメリットは2つあります。 +英文をパターン化することで構造の把握が容易になる +各文型にあわせて日本語訳もある程度パターン化できる 各文型の構造と、対応する日本語訳のパターンを以下にまとめます。 |~文型番号|~構造|~対応する日本語訳|h |第1文型|S+V|SはVする。| |第2文型|S+V+C|SはCである[Cの状態にVする。]| |第3文型|S+V+O|SはOをVする。| |第4文型|S+V+O1+O2|SはO1にO2をVする。| |第5文型|S+V+O+C|SはOをCの状態にVする。| 多少の例外はありますが、英文のほとんどは上記の5つの文型のいずれかに分類することができます。 *品詞と文の要素 [#e298309a] 文型を構成するSやOなどの記号を、''文の要素''と呼びます。ある語がどの文の要素になるかは、''その語の属する品詞''によって決まります。 品詞とは、単語に割り当てられた背番号のようなものです。すべての英単語には何らかの品詞の背番号が振られています。たとえばscienceという単語を辞書で引いてみると、次のように定義されています。 :science|~ 【名】 1 &nop([U]); 科学, 科学的知識 …(『ジーニアス英和辞典』より) これは、scienceという単語の背番号(=品詞)が名詞であることを示しています。&nop([U]);は、数えることができない不可算名詞(uncountable noun)であることを意味しています。 品詞と文の要素の関係をまとめてみましょう。 |~品詞|~文の要素| |名詞(句・節)|S / O / C| |動詞|V| |形容詞(句・節)|C|