必要を表す助動詞のneedは、現代英語ではほぼ否定文と疑問文だけでしか用いられない。おなじスペル・発音の他動詞needとの用法上の違いに注意すること。

否定文での用法

  • You needn't go there alone.[needは助動詞]
  • You don’t need to go there alone.[needは他動詞]
    • 君はそこに一人で行く必要はない。

mustと同じく、助動詞needにも過去形・未来形がないので、過去の必要を表すにはhad toやneeded toを、未来の必要を表すときにはwill have toやwill need toを用いるのが普通。

疑問文での用法

  • "Need I do it again?"[needは助動詞]
  • "Do I need to do it again?"[needは他動詞]
    • 「それをもう一度やる必要がありますか?」

上の疑問文に対する応答は、共通して次のとおり。

  • "Yes, you [have to | must]."
    • 「はい、(必要が)あります」
  • "No, you [needn't | don't need to]"
    • 「いいえ、(必要は)ありません」

[FYI] Do I need ~?とNeed I ~?の違い

助動詞needを用いた疑問文<Need I ~?>(~する必要がありますか)には、否定的な返答(~するには及ばない)を期待する話者の気持ちが込められた反語的な表現(修辞疑問文)である。他動詞needを用いた疑問文<Do I need ~?>にはこのような含みは無い。

  • Need I say more?
    • もっと言う必要がありますか?(=もう十分でしょう/言うまでもないでしょう)
  • Do I need to say more?
    • もっと言う必要がありますか?[純粋な必要の有無の問いかけ]

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Last-modified: 2008-07-14 (月) 00:12:24