助動詞のdo/be/haveは、それ自体が特に意味を持つわけではないため、第一助動詞(Primary Auxiliary Verbs)と呼ばれ、それ自体が「可能」や「義務」などの意味を持つcamやmustなどの法助動詞と区別される。

助動詞do [edit]

a. 否定文を作る [edit]

一般動詞を用いた英文で否定文を作るとき、<S+do+not+一般動詞原形>のかたちで表す。このとき用いられるdoは助動詞として扱われる。一般動詞だけでは表せない否定の意味を、<助動詞do+not>を用いて表すのである。主語が三人称単数で時制が現在時制のときはdoesを、時制が過去時制のときはdidを用いる。

  • I do not agree with you on that issue.
    • 僕はその問題については君に賛成しない。
  • He doesn’t like spicy foods.
    • 彼は辛い料理が好きではない。

b. 疑問文を作る [edit]

一般動詞を用いて疑問文を作るとき、<Do+S+一般動詞原形…?>のかたちで表す。このとき用いられるdoは助動詞である。一般動詞だけでは表せない疑問の意味を、助動詞doを文頭に置いて表すのである。特殊疑問文の場合は疑問詞が優先する。主語が三人称単数で時制が現在時制のときはdoesを、時制が過去時制のときはdidを用いる。

  • Do you believe in God?
    • あなたは神の存在を信じますか?
  • Which university did you graduate from?
    • あなたはどこの大学を卒業したのですか?(graduateは自動詞)

c. 禁止の命令文を作る [edit]

また、否定の命令文を作るとき、be動詞・一般動詞に関わらず、<Don’t+動詞原形>のかたちで表す。一般動詞だけでは表せない禁止の命令の意味を、助動詞doを文頭に置いて表すのである。このとき用いられるdoも助動詞である。

  • Don’t cut into the line.
    • 列に割り込まないように。
  • Don’t be so stubborn.
    • そんなに意地を張るな。

d. 一般動詞を強調する [edit]

一般動詞の意味を強調するとき、<do+一般動詞原形>のかたちで表すことができる。このとき用いられるdoも助動詞である。doを用いることで文の内容が事実であることを強調することができる。主語が三人称単数で時制が現在時制のときはdoesを、時制が過去時制のときはdidを用いる。

  • She does resemble her mother.
    • 彼女は母親に実によく似ている。
  • Do take care!
    • どうぞお大事に!

助動詞be [edit]

a. 進行形を作る [edit]

進行形の文を作るとき、<S+be+現在分詞>のかたちで表す。このとき用いられるbeは助動詞として扱われる。

  • "What are you doing now?" "I’m browsing your website."
    • 「いま何してるの?」「君のWebサイトを見てるんだ」
      • 日本語ではWebサイトを総称してホームページと呼ぶが、ホームページとは本来、閲覧ソフト(ブラウザー)を起動したときに表示されるページのことを指す。

b. 受動態を作る [edit]

受動態?の文を作るとき、<S+be+過去分詞>のかたちで表す。このとき用いられるbeも助動詞として扱われる。

  • This book is read by many teenagers.
    • この本は十代の若者の多くに読まれている。

助動詞have [edit]

a. 完了時制を作る [edit]

完了時制の文を作るとき、<S+have+過去分詞>のかたちで表す。このとき用いられるhaveは助動詞として扱われる。

  • I have been looking for you.
    • ずっと君を探していたんだよ。
      • この英文では、完了時制を作る助動詞haveと、進行形を作る助動詞beの過去分詞が複合的に用いられている。

b. have toを作る [edit]

have toについては、have toの用法で詳しく扱う。