原形不定詞(Bare Infinitives)とは、動詞を原形のままで用いたものを指す。
助動詞の後で †
- He can use a word processor.
- to不定詞を用いる助動詞
- oughtやusedの場合は、原形不定詞ではなくto不定詞が続く。
使役動詞/知覚動詞を用いたSVOCのCで †
詳しくは、SVO+C(原形不定詞)を参照。
原形不定詞の慣用表現 †
慣用的な<let+自動詞>の表現 †
一部の自動詞の中には、<let+自動詞>の形で句動詞的に働くものがある。
- Let go (of) your hand! You're hurting me!
- 手を放せ!痛いじゃないか!
- let goが他動詞的に働いている。ofがつくとlet goは自動詞的になる。
代名詞のときはletとgoで挟み込む。
- <let+自動詞>の主な表現
- let go (of) ~:~を手放す/忘れる
- let drop ~:~を落とす
- let pass ~:~を見逃す
- let fly ~:~を発射する
<cannot but+原形不定詞>などの表現 †
cannot but+原形不定詞:~せざるをえない †
くだけた言い方では、<cannot help+動名詞>や<can’t help but+原形不定詞>とも言う。
- I cannot but feel sorry for him.
do nothing but+原形不定詞:~してばかりいる †
<cannot do anything but+原形不定詞>とすると、「~せざるをえない」となる。
- He could not do anything but cry.
<would rather+原形不定詞>:むしろ~したい †
- I would rather stay home.
- 僕はどちらかというと家に居たい。
- I wouldは縮約形(I'd)にされることが多い。
否定形は<would rather not+原形不定詞>になる。
- I'd rather not express my opinion about his book.
- 彼の本に関して自分の意見を述べるのは差し控えたい。
thanをつけて、「~するよりはむしろ…したい」となることもある。
- I'd rather die than marry such a man.
- そんな男と結婚するくらいなら死んだ方がましだ。
- 助動詞mayを用いて、"I may as well die as marry such a man."とも書ける(may as wellの用法)。