未来時制(Future Tense)は、助動詞will / shallなどを用いて表す。未来には、無意志未来と意志未来とがある。現代英語では、無意志未来・意志未来に関わらず、また、主語の人称に関わらずwillを用いるのが普通で、shallを用いると形式的な表現になる。また、意志未来でshallを用いるのは、話者の意志や相手の意志を表す他、規則や法律文などの形式的な表現に限られる。

無意志未来(単純未来) [edit]

無意志未来(単純未来)とは、人の意志に関係なく行われたり起こったりする未来の事柄で、自然の成り行き/必然/予想/推察を指す。

  • It [will | shall] rain tomorrow.
    • 明日は雨になるだろう。
      • willはアメリカ英語、shallはイギリス英語とされてきたが、現代イギリス英語ではwillを用いる傾向が強まっている。
  • He will leave for China next week.
    • 彼は来週中国に発つでしょう。[話者の予想]
      • He leaves for China next week.[確定的未来]と比較せよ。
  • Will she recover soon?
    • 彼女はすぐに良くなるだろうか。
  • Will you come here tomorrow?
    • 明日時間どおりにここに来ますか?
      • 次項で述べる依頼の意(~してくれませんか)とも解釈できるが、依頼を表す場合はpleaseをつけて区別することが多い。

意志未来 [edit]

意志未来によって表されるのは、誰かの意志によって行われる未来の事柄で、意図/意向/決心/決意/固執/習性を表す。be going toについては、will以外の未来表現を参照。

  • I'll (= I will | I shall) do my best.
    • 最善を尽くすつもりです。[意図]
  • Will you open the window, please?
    • 窓を開けてもらえませんか?[相手の意図を依頼的に確認]
      • 前項のWill you come here tomorrow?は、依頼(明日ここに来てもらえませんか)とも取れる。<Would you ~?>や<Could you ~?>とするとさらに丁寧になる。
  • This door won't open.
    • このドアはどうしても開かない。[固執]
  • Oil will float on water.
    • 油は水に浮くものだ。[習性]
      • Oil floats on water.(不変の真理)とも言えるが、willを用いると実験に基づく予測が可能であることが強調される。実験が不可能な真理には現在時制を用いるのが普通。

will / shallが無意志未来か意志未来のどちらを表すかが不明瞭な場合、文脈から判断する。

  • He won't eat this.
    • 彼はこれを食べないだろう。[無意志未来]
    • 彼はこれを食べようとしない。[意志未来]
      • willは否定形ではwon't、shallはshan'tに縮約される。

原則として、時・条件を表す副詞節では未来時制の代わりに現在時制を用いるが、相手の好意に基づく意志を強調するときは条件節内で意志未来のwillを用いることがある。

  • Now if you'll excuse me, I'm going back home.[好意に基づく意志]
    • そろそろ失礼させて頂いて、家に帰ります。

shallを用いることで話者の意志を表すことがある。

  • He shall call you.
    • 彼からあなたに電話させます。[話者の意図]
  • Shall I carry your baggage?
    • お荷物をお運びしましょうか。[相手の意向を提案的に確認]
  • Shall we go out for a walk?
    • 散歩に行きましょう。[相手の意向を提案的に確認]