一般疑問文 [edit]

疑問詞を用いない疑問文を一般疑問文と呼ぶ。一般疑問文は、動詞がbe動詞であれば<Be動詞+S…?>、一般動詞であれば<[Do | Does | Did]+S+動詞原形…?>、動詞に助動詞が含まれていれば<助動詞+S+動詞原形…?>の語順をとる。一般疑問文への応答は原則としてYes / No(またはそれに相当する表現)で答えることができる。

  • Are you a student at Boston University?
    • 君はボストン大学の学生ですか?
  • Yes, I am. / No, I’m not.
    • はい、そうです。/いいえ、ちがいます。
  • Does John live around here?
    • ジョンはこの辺に住んでいるの?
  • Yes, he does. / No, he doesn’t.
    • はい、そうです。/いいえ、ちがいます。

特殊疑問文 [edit]

疑問詞(Who(m) / What / Which / Where / When / Why / How)で始まる疑問文を特殊疑問文と呼ぶ。特殊疑問文は、疑問詞が主語になる時は<疑問詞+V…?>、それ以外は<疑問詞+一般疑問文?>のかたちを取る。原則として特殊疑問文に対してYes / Noで答えることはせず、疑問詞に対応する形で答える。

  • Who teaches you calligraphy?
    • 誰があなたに書道を教えているのですか?
  • Ms. Kuroda does.
    • 黒田先生です。
  • Where does she live?
    • 彼女はどこに住んでいるのですか?
  • She lives in Osaka.
    • 彼女は大阪に住んでいます。

選択疑問文 [edit]

2つ(またはそれ以上)の中からどちら(どれ)かを尋ねる疑問文を選択疑問文と呼ぶ。一般的に<(Which+)一般疑問文+A or B?>のかたちを取る。

  • Is he American or British?
    • 彼はアメリカ人ですか、それともイギリス人ですか?
  • Which color do you prefer, red or green?
    • 赤と緑、どっちの色が好き?

否定疑問文 [edit]

否定疑問文は、否定文を疑問文のかたちになおしたもので、確認や念押しの意味を持つ。一般疑問文が否定疑問文になった場合、応答に注意する必要がある。

  • Aren’t you tired?
    • 疲れてないのかい?
  • Yes, I am.
    • いいや、疲れているよ。
  • No, I’m not.
    • うん、疲れてないよ。

付加疑問文 [edit]

付加疑問文は主に口語で用いられる簡単な疑問表現で、「…ですね?」と訳されることが多い。相手に賛同や同意を求めたり(上昇調)、自分の発言内容を相手に確認する(下降調)意味がある。肯定文の場合は<肯定文, VS否定形?>、否定文の場合は<否定文, VS肯定形?>のかたちをとる。

  • He is good at French, isn't he?
    • 彼はフランス語が上手ですよね?
  • Yes, he is. / No, he isn't.
    • はい、上手です。/いいえ、上手ではありません。
  • I’m right, [am I not | ain't I]?
    • 私が正しいでしょう?
      • am notには縮約形が無いためain'tを用いるが、非標準とされる。
  • You don’t have brother, do you?
    • あなたに兄弟はいませんよね?
  • Yes, I do. / No, I don’t.
    • いいえ、いますよ。/はい、いません。
      • 否定文に続く付加疑問文の応答は否定疑問文の応答に準じる。

There構文の場合は、Thereを主語に見立てて、isn't there? / is there?などとする。

  • There are many temples in Kyoto, aren't there?
    • 京都にはお寺がたくさんありますよね?

肯定の命令文に続く場合は、will you?(…してくれませんか<指示・依頼>)とwon’t you?(…しませんか<勧誘>)のどちらもつけることができる。否定の命令文の場合はwill you?(…しないでね<依頼・懇願>)のみ。

  • Get me the remote, will you?
    • テレビのリモコンを取ってくれないか。[依頼]
  • Join our club, won’t you?
    • 私たちのクラブに入りませんか?[勧誘]
  • Don’t touch this, will you?
    • これに触らないでくれよ。[指示]

話し手の苛立(いらだ)ちやじれったさを表す場合、次のようにcan't you?を用いることもある。

  • Use your common sense, can't you?
    • 常識で考えたらどうだ。[苛立ち]

Let’sに続く場合は、否定・肯定に関わらず、shall we?(…しようじゃないか<提案>)を用いる。

  • Let's do it again, shall we?
    • もう一回やろうよ。[提案]

間接疑問文 [edit]

疑問文を名詞節にして文の中に織り込んだものを間接疑問文と言う。言い換えれば、疑問文を名詞節化したものである。間接疑問文ではSとVの倒置は起こらない。すなわち、特殊疑問文を間接疑問文にするには<疑問詞+S+V…>に、一般疑問文を間接疑問文にするには<[if | whether](or not)+S+V…>の語順にする。

  • Do you know who I am?
    • 俺が誰だかわかっているのか?
  • I don't know if God exists.
    • 神がいるかどうか、私にはわからない。
  • Could you tell me where the bathroom is?
    • お手洗いはどこでしょうか?

ただし、次のように疑問詞が文の先頭に移動する場合もある。

  • "Do you know where he lives?" "Yes. Osaka."
    • 「彼がどこに住んでいるか知っていますか?」「知っています。大阪です。」
      • 知っているか/いないかが焦点なので、まずYes/Noで答える。
  • "Where do you think he lives?" "I think he lives in Osaka."
    • 「彼がどこに住んでいると思いますか?」「大阪に住んでいると思います。」
      • 住んでいる場所がどこだと思うかが焦点なので、Whereが先頭に出る。

修辞疑問文 [edit]

疑問文の形を用いてはいるものの、相手の回答を求めることが目的ではなく、反語的に話者の意図を強調して伝えるための疑問文を修辞疑問文(Rhetorical Questions)と呼ぶ。

  • "Who do you think will win the championship?" "Who knows?"
    • 「誰がその選手権で優勝すると思う?」「誰にもわかるもんか」
      • 下線部を直訳すると「誰が知っているのだろうか?」となるが、話者が本当に伝えたいのは「いや、誰も知っているはずがない」という反語的な意図である。
  • How could you talk to your mother like that?
    • 【直訳】どうやったら母親に向かってそのような話し方ができるのですか?
    • 【意訳】母親に向かってよくもそんな口が聞けますね。