第4文型は<S+V+O1+O2>によって構成され、「SはO1にO2をVする」と訳出できる。O1(~に)を間接目的語、O2(~を)を直接目的語と呼ぶ。第4文型をとる他動詞は、本質的に「(O1にO2を)与える」という授与に関わる意味を持つか、または、「O1からO2を奪う」という剥奪の意味を持つ。

授与の意味を持つ第4文型 [edit]

  • My father gave me this watch.
    • 私の父は私にこの時計をくれました。

剥奪の意味を持つ第4文型 [edit]

  • This watch cost me 10,000 yen.
    • この時計は1万円しました。

第4文型から第3文型への書き換え [edit]

第4文型のほとんどは、O1を<前置詞+O1>の副詞句とすることで第3文型(SVO)に書き換えることができる。

  • SFather Vgave O1me O2a pocket watch.
  • SFather Vgave Oa pocket watch to me.
    • 父は私に懐中時計をくれた。
      • <前置詞+O1>の前置詞には、to / for / of / onのいずれかが入る。ofとonについては、ofはask(O1にO2を頼む)、onにはplay(O1にO2<いたずらなど>をする)が対応する。toとforについては、行為の対象となる相手が必要な場合にはto、必ずしも必要ではない場合はforが入ると考えればよい。
  • SRoy Vsent O1me O2a letter of thanks.
  • SRoy Vsent Oa letter of thanks to me.
    • ロイは私に感謝の手紙を送ってきた。(「送る」ための相手が必要なのでto)
  • SJill Vbought O1her daughter O2a new bicycle.
  • SJill Vbought Oa new bicycle for her daughter.
    • ジルは娘に新しい自転車を買ってやった。(「買う」ための相手は必ずしも必要ではないのでfor)

ただし、次の動詞は第3文型に書き換えることはできない。

  • cost:O1にO2(費用など)を費やさせる
  • envy:O1のO2を羨ましく思う
  • save:O1のO2(手間・労力)を省いてやる
  • spare:O1にO2(苦労など)をかけないよう気を配る