複合関係代名詞(Compound Relatives)は、名詞節と副詞節を導く。

who(m)ever [edit]

複合関係代名詞who(m)everは名詞節または副詞節を導く。

名詞節:~する人は誰でも [edit]

名詞節を導くwho(m)everは「~する人は誰でも」(anyone who(m))を意味する。複合関係代名詞が目的格として用いられるときはwhomeverを使うのが原則だが、実際にはwhoeverを用いることが多い。

  • Whoever comes is welcome.
    • 来る人は誰でも歓迎します。
  • He told the story to whoever came to see him.
    • 彼は、会いに来る人なら誰にでもその話をした。
  • He trusts who(m)ever he meets.
    • 彼は、出会う人を誰でも信用する。
  • You may invite whoever wants to come to the party.
    • パーティーに来たい人であれば誰でも招待して構いません。

副詞節:たとえ誰が~しようとも [edit]

副詞節を導くwhoeverは「たとえ誰が~しようとも」(no matter who)をという譲歩を意味する。

  • [Whoever | No matter who] objects to my plan, I don't care.
    • たとえ誰が僕の計画に反対しようとも、僕は気にしない。

whosever [edit]

使用頻度は低いが、所有格のwhoseverも存在する。

  • You may vote for whosever side you like.[名詞節]
    • あなたの好きなどちら側の人に投票しても構いません。
  • [Whosever | No matter whose] car this is, move it right away.[副詞節]
    • これが誰の車だろうと、すぐに移動させなさい。

whatever [edit]

複合関係代名詞whateverは名詞節または副詞節を導く。

名詞節:~するものは何でも [edit]

  • Whatever has a beginning also has an end.
    • 始まりのあるものは何にでも終わりがある。
  • Don't listen to whatever he may say.
    • 彼の言うことには一切耳を貸してはいけません。
  • Whatever is, is right.
    • この世に存在するものは、どんなものでも正しいのだ。
      • 英国の詩人・Alexander Pope(1688~1744)の『人間論』(An Essay on Man)の一文。

副詞節:たとえ何が~しようとも [edit]

副詞節を導くwhateverは「たとえ何が~しようとも」(no matter what)という譲歩を意味する。

  • [Whatever | No matter what] he may say, don't listen to him.
    • 彼がたとえ何を言おうとも、耳を貸してはいけません。
  • Whatever the reason (may be), you shouldn't hit anyone.
    • 理由はどうあれ、人を叩いてはいけません。

whichever [edit]

複合関係代名詞whicheverは名詞節または副詞節を導く。whicheverは、二者択一を前提とすることが多いが、選択肢が限定されている場合、2つ以上の複数にも用いられることがある。

名詞節:~するものはどちらでも [edit]

  • Heads or tails? Choose whichever you prefer.
    • 表か裏か?どちらでも好きな方を選びたまえ。
      • heads or tailsとは、コインの裏表を意味する。コインをトスして物事を決めるときの決まり文句。
  • I have lots of good books. You take choose whichever you think will please you.
    • 私は良い本をたくさん持っているんだ。気に入りそうな本を持って行くといいよ。
      • 選択肢は2つ以上あるが、私の蔵書という限られた選択肢なのでwhicheverを用いてもよい。
  • You can call me Andy or Andrea, whichever you like.
    • 私のことは、アンディまたはアンドレア、どちらでもお好きな名前で呼んで下さい。
      • この用法は非制限用法であると考えられる。

副詞節:たとえどちらが~しようとも [edit]

副詞節を導くwhicheverは「たとえどちら(どれ)が~しようとも」(no matter which)という譲歩を意味する。

  • [Whichever | No matter which] you buy, you will be satisfied.
    • どちら(どれ)をお買い上げ頂いても、満足されますよ。