過去時制(Past Tense)は、現在時制と同じく、過去を中心として広がる時間軸上の大まかな点を指す。過去時制が表す主な意味は次のとおり。

過去のあるときの動作・出来事・状態 [edit]

  • I bought this car last year.
    • 私は昨年この車を買った。
  • Columbus discovered America in 1492.
    • コロンブスは1492年にアメリカを発見した。
    • ※ 歴史的事実については常に過去時制で表し、時制の一致を受けない。

過去の習慣的な動作、反復的な出来事 [edit]

頻度を表す副詞表現を伴うことが多い。

  • He went to the museum on Sundays.
    • 彼は日曜日には決まって博物館に行った。
  • In those days this river overflowed almost every year.
    • 当時、この川はほとんど毎年氾濫した。
    • ※ 過去の習慣をはっきりと表すには、助動詞used to / wouldを用いる。

時制の一致による過去 [edit]

  • She believed that she had an ear for music.
    • 彼女は自分に音楽の才能があると信じていた。
    • ※ She believes that she has an ear for music.(彼女は自分に音楽の才能があると信じている)と比較せよ。

格言的過去 [edit]

一部のことわざや格言では、過去時制が用いられる。昔からそうであるように今もそうだという意味の格言で使われることが多く、副詞ever / neverを伴うものがほとんどである。

  • Faint heart never won a fair lady.
    • 臆病者が美女を得るためしなし。
  • Men were deceivers ever.
    • 男は常に女をだます。(男心と秋の空)
  • No man was ever wise by chance.
    • たまたま聡明だった人間など、これまでに誰もいない。
    • ※ 聡明な人間は、努力や研鑽(けんさん)の結果として必然的に聡明になるのであるという意味。
    • ※ 古代ローマの哲人・Lucius Annaeus Seneca(小セネカ)の言葉。