「~によって」を意味する副詞句<by+動作主>は、受動態では必ずつけなければいけないと思い込んでいる人が多いが、実は省略されることの方が多い。

<by+動作主>をつけるのは、動作主が明確である場合か、動作主を明示する必要がある場合であり、その他の場合は省略するのが普通である。特に、能動態の主語(=動作主)が、We / They / Youなどで表される一般の人々の場合、受動態ではほぼ省略されると考えてよい。日本語に訳出するときも、一般の人々は訳出しないほうが自然な日本語文になることが多い。

  • We can see stars at night. [能動態]
  • Stars can be seen at night (by us). [受動態]
    • 夜になると(私たちは)星が見える。
      • 能動態と受動態は同じ現象について述べているので、訳出するときは能動態的に訳しても受動態的に訳してもどちらでも構わない。無生物の主語をそのまま受動態的に訳すと不自然になる場合が日本語には多いので注意が必要である。日本語として自然に聞こえる方を採用すべきだろう。