''原形不定詞''(Bare Infinitives)とは、動詞を原形のままで用いたものを指す。 #contents *助動詞の後で [#ya07bb5e] -He '''can''' ''use'' a word processor. --彼はワープロが使える。 :to不定詞を用いる助動詞|[[ought>ought toの用法]]や[[used>used toの用法]]の場合は、原形不定詞ではなくto不定詞が続く。 *使役動詞/知覚動詞を用いたSVOCのCで [#a1acfc5b] 詳しくは、[[SVO+C(原形不定詞):http://mep.papiko.com/index.php?SVO%EF%BC%8BC%EF%BC%88%E4%B8%8D%E5%AE%9A%E8%A9%9E%EF%BC%89#xfcc1ec0]]を参照。 *原形不定詞の慣用表現 [#z6ab23e0] **慣用的な<let+自動詞>の表現 [#q66f047d] 一部の自動詞の中には、''<let+自動詞>''の形で[[句動詞]]的に働くものがある。 -''Let go'' (of) your hand! You're hurting me! --手を放せ!痛いじゃないか! ---let goが他動詞的に働いている。ofがつくとlet goは自動詞的になる。 代名詞のときはletとgoで挟み込む。 -''Let'' '''it''' ''go''! --それを放せ! -<let+自動詞>の主な表現 --let go (of) ~:~を手放す/忘れる --let drop ~:~を落とす --let pass ~:~を見逃す --let fly ~:~を発射する **<cannot but+原形不定詞>などの表現 [#g8f83022] ***cannot but+原形不定詞:~せざるをえない [#t84bdc9d] くだけた言い方では、<cannot help+動名詞>や<can’t help but+原形不定詞>とも言う。 -I ''cannot but feel'' sorry for him. --私は彼のことが気の毒でならない ***do nothing but+原形不定詞:~してばかりいる [#a3221ce5] -He ''does nothing but cry''. --彼は泣いてばかりいる。 <cannot do anything but+原形不定詞>とすると、「~せざるをえない」となる。 -He ''could not do anything but'' cry. --彼は泣かずにいられなかった。 ***<would rather+原形不定詞>:むしろ~したい [#z47bc8db] -I ''would rather stay'' home. --僕はどちらかというと家に居たい。 ---I wouldは縮約形(I'd)にされることが多い。 否定形は<would rather not+原形不定詞>になる。 -I'''d rather not express'' my opinion about his book. --彼の本に関して自分の意見を述べるのは差し控えたい。 thanをつけて、「~するよりはむしろ…したい」となることもある。 -I'd rather die ''than marry such a man''. --そんな男と結婚するくらいなら死んだ方がましだ。 --助動詞mayを用いて、"I may as well die as marry such a man."とも書ける([[may as wellの用法]])。