第3文型は<S+V+O>によって構成され、Vには他動詞が使われる。基本的な日本語訳は「SはOをVする」となる。
自動詞と混同しがちな他動詞 †
日本語訳に惑わされて自動詞と他動詞を混同しないようにすること。以下は、特に紛らわしい他動詞。
- discuss:~について議論する ×discuss about
- marry:~と結婚する ×marry with
- resemble:~と似ている ×resemble to
- attend:~に出席する ×attend to
- approach:~に近づく ×approach to
- enter:~に入る ×enter into
- reach:~に着く ×reach to
一般動詞の中には自動詞にも他動詞にもなるものがあるので、注意が必要である。
同族目的語をOにとるSVO †
普段は自動詞として使うことがほとんどの動詞が、その動詞の派生名詞を目的語に取って他動詞となることがある。そのような目的語を同族目的語と呼び、同族目的語が用いられている文を同族目的語構文と呼ぶ。同族目的語には通例形容詞がつく。
- She smiled a happy smile.
- 彼女は幸せそうに笑った。(smileは名詞)
- ※ She smiled happily.(第1文型)と書き直せる。
- He slept a sound sleep.
- 彼は熟睡した。(soundは形容詞、sleepは名詞)
- ※ He slept soundly.(第1文型)と書き直せる。
再帰代名詞(~self)をOにとるSVO †
他動詞で表される動作が主語自身に向けられる場合、再帰代名詞(~self)を目的語に取る。
- The little girl dressed herself in her favorite dress.
- その少女は自分自身をお気に入りのドレスに着替えさせた。→その少女はお気に入りのドレスに着替えた。