助動詞(Auxiliary Verbs)とは、読んで字のごとく「動詞を助ける品詞」である。助動詞は、動詞だけでは表せない様々な意味を文に持たせる。

助動詞のdo/be/haveは、それ自体が特に意味を持つわけではないため、第一助動詞(Primary Auxiliary Verbs)と呼ばれ、それ自体が「可能」や「義務」などの意味を持つcamやmustなどの法助動詞と区別される。

助動詞do

a. 否定文を作る

一般動詞を用いた英文で否定文を作るとき、<S+do+not+一般動詞原形>のかたちで表す。このとき用いられるdoは助動詞として扱われる。一般動詞だけでは表せない否定の意味を、<助動詞do+not>を用いて表すのである。主語が三人称単数で時制が現在時制のときはdoesを、時制が過去時制のときはdidを用いる。

b. 疑問文を作る

一般動詞を用いて疑問文を作るとき、<Do+S+一般動詞原形…?>のかたちで表す。このとき用いられるdoは助動詞である。一般動詞だけでは表せない疑問の意味を、助動詞doを文頭に置いて表すのである。特殊疑問文の場合は疑問詞が優先する。主語が三人称単数で時制が現在時制のときはdoesを、時制が過去時制のときはdidを用いる。

c. 禁止の命令文を作る

また、否定の命令文を作るとき、be動詞・一般動詞に関わらず、<Don’t+動詞原形>のかたちで表す。一般動詞だけでは表せない禁止の命令の意味を、助動詞doを文頭に置いて表すのである。このとき用いられるdoも助動詞である。

d. 一般動詞を強調する

一般動詞の意味を強調するとき、<do+一般動詞原形>のかたちで表すことができる。このとき用いられるdoも助動詞である。doを用いることで文の内容が事実であることを強調することができる。主語が三人称単数で時制が現在時制のときはdoesを、時制が過去時制のときはdidを用いる。

助動詞be

a. 進行形を作る

進行形の文を作るとき、<S+be+現在分詞>のかたちで表す。このとき用いられるbeは助動詞として扱われる。

b. 受動態を作る

受動態?の文を作るとき、<S+be+過去分詞>のかたちで表す。このとき用いられるbeも助動詞として扱われる。

助動詞have

a. 完了時制を作る

完了時制の文を作るとき、<S+have+過去分詞>のかたちで表す。このとき用いられるhaveは助動詞として扱われる。

b. have toを作る

have toについては、3.3で詳しく扱う。


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