動名詞は名詞なので、文の要素として主語(S)/目的語(O)/補語(C)になる。また、前置詞の目的語として<前置詞+名詞>の形で修飾語句を作ることができる。
主語になる動名詞 †
- Sleeping well is necessary for health.
- よく眠ることは健康に必要だ。[S=動名詞]
- 自動詞sleepを元に作られた動名詞sleeping(眠ること)が副詞wellによって修飾されている。
- Being an adult carries heavy responsibilities.
- 大人であることには重い責任が伴う。[S=動名詞]
- be動詞を元に作られた動名詞beingが、名詞adultを補語にとっている。
原則として準動詞が主語になるとき、動詞は三人称単数で一致する。複数の動名詞が主語になる場合は複数扱いになる。
- Sleeping well and eating well are necessary for health.
目的語になる動名詞 †
- I don't like studying mathematics.
- 僕は数学の勉強が好きではない。[O=動名詞]
- 他動詞studyを元に作られた動名詞studying(~を勉強すること)が、目的語mathematicsをとっている。
- I don't like being treated like this.
- 私はこんな風に扱われるのがいやだ。[O=動名詞]
- 他動詞treatが受動態の形(be treated)をとり、動名詞being treated(扱われること)になっている。その動名詞が副詞句like thisによって修飾されている。
補語になる動名詞 †
- My daily routine is studying English before dinner.
- 僕の日課は、夕飯前に英語を勉強することだ。[C=動名詞]
- 他動詞studyを元に作られた動名詞studying(~を勉強すること)が、目的語Englishをとり、副詞句before dinnerによって修飾されている。