ə

ʒ

ʌ

1.5 名詞節が文の要素になる文型

1.5.1 名詞節をOにとる第3文型と第4文型

目的語になる品詞は名詞であるが、名詞に相当するもの(名詞相当語句)であれば基本的に何でも目的語(直接目的語)になれる。具体的には、第3文型(SVO)のO、第4文型(SVO1O2)のO2に名詞節を置くことができる。節のかたちをした名詞を名詞節と呼ぶ。名詞節を作ることができる代表的な品詞は次の3つで、<接続詞(疑問詞)+SV…>の構造を持つ。

a. that:…するということ(目的語になるとthatはしばしば省略される)

b. if / whether (or not):…するかどうかということ

c. 疑問詞(who(m) / when / where / why / what / which / how)

間接疑問文として名詞節を作る。間接疑問については、1.9で詳しく解説する。

1.5.2 形式主語構文

名詞節を文頭に置くと文頭が大きくなりすぎて文のバランスが悪くなることがある。このような場合、形式主語(仮主語)のItを文頭に置いて名詞節全体を文の最後にまわすのが普通である。形式主語に対して、実際の主語である名詞節を真主語と呼ぶ。このような形式主語を用いた構文を形式主語構文と言う。

1.5.3 形式目的語構文

第5文型(SVOC)において、名詞節をOに置くと文の中間が大きくなりすぎる。このような場合、形式目的語(仮目的語)のitをOに置いて名詞節全体を文の最後にまわすのが普通である。形式目的語に対して、実際の目的語である名詞節を真目的語と呼ぶ。このような形式目的語を用いた構文を形式目的語構文と言う。


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