助動詞wouldはwillの過去形であり、基本的にwillの用法に準ずる。
ここではwouldに固有の表現や成句的な用法を紹介する。
a. 過去の習慣的行為:~したものだ †
alwaysやoftenなど、頻度を表す副詞表現とともに用いられることが多い。used toとの違いについてはused toの用法を参照。
- In my schooldays, I would often go to the pool hall with Brian.
- 学生時代はよくブライアンと一緒にビリヤード場に行ったものだ。
b. would like to ~:~したいものだ †
would like toは、「~したいものだ」という控えめな願望を表す表現で、want toの丁寧な表現と考えればよい。
- I'd like to come to your party.
- あなたのパーティーにぜひ伺いたいと存じます。
- 口語ではI would like toはI'd like toと縮めるのが普通。
c. would rather ~:むしろ~したい †
would ratherは、しばしば<than …>を伴って、「(…するくらいなら)むしろ~したい」の意味を表す。
- I’d rather stay at home than go out.
- 出かけるよりも、むしろ家にいたい。
- would soonerと言うときもある。また、wouldではなくhadを用いることもある。