たとえばtake care of(~の面倒を見る)という[[句動詞]]は、厳密には前置詞ofとそれに続く名詞が形容詞句を作り、他動詞takeの目的語であるcareを修飾するという構造を持つ。だが、take care ofの3語を一つの他動詞として考えると、ofの後ろの名詞がその目的語となり、全体としてSVOを形作っているように見える。

|~英文|Keiko|''takes''|''care''|''of''|'''the cat'''.|
|~通常の分類|CENTER:S|CENTER:V|CENTER:O|>|CENTER:形容詞句|
|~句動詞的分類|CENTER:S|>|>|CENTER:V|CENTER:O|
|~訳|>|>|>|>|ケイコがその猫の面倒を見ている。|

上記のようにtakes care ofを一つの他動詞として考えると、the catがその目的語になるため、次のような受動態が作られる。

-'''The cat''' ''is taken care of'' by Keiko.
--その猫はケイコに飼われている。


*[FYI] 句動詞内の名詞を主語にした受動態は可能か [#n3baa3ed]

句動詞内の名詞が形容詞などで修飾されている場合、可能なものもあるが、一般的に堅い表現になるとされる。

-We must ''pay great attention to'' this problem.
--我々はこの問題を重要視しなければならない。
-''Great attention'' must be paid to this problem.
--この問題は重要視されなければならない。

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