''複合関係代名詞''(Compound Relatives)は、名詞節と副詞節を導く。

#contents

*who(m)ever [#ia218166]

複合関係代名詞who(m)everは名詞節または副詞節を導く。


**名詞節:~する人は誰でも [#ze3eb27d]

名詞節を導くwho(m)everは「~する人は誰でも」(anyone who(m))を意味する。複合関係代名詞が目的格として用いられるときはwhomeverを使うのが原則だが、実際にはwhoeverを用いることが多い。

-''Whoever'' comes is welcome.
--来る人は誰でも歓迎します。

-He told the story to ''whoever'' came to see him.
--彼は、会いに来る人なら誰にでもその話をした。

-He trusts ''who(m)ever'' he meets.
--彼は、出会う人を誰でも信用する。

-You may invite ''whoever'' wants to come to the party.
--パーティーに来たい人であれば誰でも招待して構いません。


**副詞節:たとえ誰が~しようとも [#a1bd1900]

副詞節を導くwhoeverは「たとえ誰が~しようとも」(no matter who)をという譲歩を意味する。

-[''Whoever'' | ''No matter who''] objects to my plan, I don't care.
--たとえ誰が僕の計画に反対しようとも、僕は気にしない。


**whosever [#i0dac0cb]

使用頻度は低いが、所有格のwhoseverも存在する。

-You may vote for ''whosever'' side you like.[名詞節]
--あなたの好きなどちら側の人に投票しても構いません。

-[''Whosever'' | ''No matter whose''] car this is, move it right away.[副詞節]
--これが誰の車だろうと、すぐに移動させなさい。
*whatever [#c3418877]

複合関係代名詞whateverは名詞節または副詞節を導く。


**名詞節:~するものは何でも [#l9a45fee]

-''Whatever'' has a beginning also has an end.
--始まりのあるものは何にでも終わりがある。

-Don't listen to ''whatever'' he may say.
--彼の言うことには一切耳を貸してはいけません。

-''Whatever'' is, is right.
--この世に存在するものは、どんなものでも正しいのだ。
---英国の詩人・Alexander Pope(1688~1744)の『人間論』(An Essay on Man)の一文。
**副詞節:たとえ何が~しようとも [#qde64e1e]

副詞節を導くwhateverは「たとえ何が~しようとも」(no matter what)という譲歩を意味する。

-[''Whatever'' | ''No matter what''] he may say, don't listen to him.
--彼がたとえ何を言おうとも、耳を貸してはいけません。

-''Whatever'' the reason (may be), you shouldn't hit anyone.
--理由はどうあれ、人を叩いてはいけません。
*whichever [#d1346ef3]

複合関係代名詞whicheverは名詞節または副詞節を導く。whicheverは、二者択一を前提とすることが多いが、選択肢が限定されている場合、2つ以上の複数にも用いられることがある。
**名詞節:~するものはどちらでも [#f57f4766]

-Heads or tails? Choose ''whichever'' you prefer.
--表か裏か?どちらでも好きな方を選びたまえ。
---heads or tailsとは、コインの裏表を意味する。コインをトスして物事を決めるときの決まり文句。

-I have lots of good books. You take choose ''whichever'' you think will please you.
--私は良い本をたくさん持っているんだ。気に入りそうな本を持って行くといいよ。
---選択肢は2つ以上あるが、私の蔵書という限られた選択肢なのでwhicheverを用いてもよい。

-You can call me Andy or Andrea, ''whichever'' you like.
--私のことは、アンディまたはアンドレア、どちらでもお好きな名前で呼んで下さい。
---この用法は非制限用法であると考えられる。
**副詞節:たとえどちらが~しようとも [#a2dbdb29]

副詞節を導くwhicheverは「たとえどちら(どれ)が~しようとも」(no matter which)という譲歩を意味する。

-[''Whichever'' | ''No matter which''] you buy, you will be satisfied.
--どちら(どれ)をお買い上げ頂いても、満足されますよ。