''複合関係副詞''(Compound Adverbial Relative)は、副詞節を導く。 #contents *wherever [#be311da9] **譲歩:たとえどこで~しようとも [#i89bd4c6] 譲歩の意味を表すwhereverは、「たとえどこで~しようとも」(no matter where)という譲歩を意味する。 -[''Wherever'' | ''No matter where''] you (may) go, I'll follow you. --君がどこに行こうとも、私はついていきます。 **場所:~する場所はどこでも [#k32f474f] whereverは、「~する場所はどこでも」([at | to] any place where)を意味する副詞節を導く。whereverを複合関係副詞ではなく接続詞と捉える見方もある。 -Please sit ''wherever'' you like. --どこでも好きなところに座って下さい。 whereverが「~する場合はいつでも」を意味することもある。 -I make it a rule to decline plastic bags ''wherever'' (it is) possible. --私は、可能な場合にはプラスチックの袋を断るようにしている。 この意味でwhereverが名詞節を導くことがある。 -''Wherever'' you stumble is a place that needs improving. --あなたがつまずく箇所は、改善の余地があるところなのです。 *whenever [#k61fe636] **譲歩:たとえいつ~しようとも [#d8463fd8] 譲歩の意味を表すwheneverは、「たとえいつ~しようとも」(no matter when)という譲歩を意味する。 -''Whenever'' you may visit him, you'll find him away from home. --たとえいつ彼を訪ねても、彼は家にいませんよ。 **時:~する時はいつでも [#qece9a1b] wheneverは、「~する時はいつでも」(at any time when)を意味する副詞節を導く。wheneverを複合関係副詞ではなく接続詞と捉える見方もある。 -Please come see me ''whenever'' it is convenient for you. --いつでもご都合のいいときに会いに来て下さい。 *however [#j6e2f559] **譲歩:どんなに~しようとも [#f0f2df3d] howeverは、<however+形容詞/副詞>とすることで「どんなに~しようとも」(no matter how+形容詞/副詞)という譲歩の意味を表す。 -''However tired'' he may be, he must finish the work today. --どんなに疲れていようとも、彼はその仕事を今日終わらせなければならない。 -''However hard'' you may try, you won't be able to solve the puzzle. --どんなに一生懸命に挑戦してみたところで、君にそのパズルは解けまい。 -''However much'' she eats, she never gets fat. --彼女は、いくらたくさん食べても決して太らない。 **譲歩:どんな方法で~しても [#j4d57d08] howeverを単独で用いて副詞節を導くとき、「どんな方法で~しても」(by whatever means)という譲歩の意味を表す。 -''However'' I tried mathematics to him, he wasn't even interested in it. --いかなるやり方で数学を教えようとも、彼は興味を示そうともしなかった。