受動態の表す意味は、「~される」という動作を表すときと、「~された状態にある」という状態を表すときとに大別される。動作か状態か、どちらを表しているかは文脈によって判断する必要がある。

-The gate ''is closed'' at five o’clock every day.
--その門は、毎日5時に閉められる。[動作]
-The gate ''is closed'' until five o’clock.
--その門は5時まで閉められている。[状態]


*getを用いた受動態 [#tc8e0f03]

動作の受動態であることを強調するために、特にくだけた表現では<be+過去分詞>のbeをgetで代用し、''<get+過去分詞>''のかたちで表すことがある。

-Thirty people [''got'' | ''were''] ''killed'' in the fire.
--その火事で30人が亡くなった。
---事故や病気で人が死ぬ場合、diedと自動詞で表現してもよいが、被害の意識を強調するためにkillの受動態で表されることもある。


*remainを用いた受動態 [#b912a479]

状態の受動態であることを明示するために''<remain+過去分詞>''を使うことがある。この他にも、lie / stayなども用いられる。

-Schools ''remain closed'' due to heavy snow.
--豪雪のため学校は閉められたままである。


*becomeを用いた受動態 [#g2fa2c4f]

また、状態の変化を表すために''<become+過去分詞>''を使うことがある。

-His reputation ''became known'' to the world in no time.
--彼の名声は瞬く間に世界に知れ渡った。
---「知られていない状態」から「知られている状態」に移行した。

これらの場合、助動詞be以外の動詞に続く過去分詞は主格補語(SVCのC)として考えることもできる。

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